知的障害者が3歳児を歩道橋から投げ出した事件で問題視されている。
果たして自立支援法はこのまま続行していってもいい法律なのだろうか?
私が勤務する知的障害者更生施設でも、入所施設であるがゆえに、利用者の生活はかなり厳しい現状でもある。
集団生活でなおさら規則めいたものも存在する。
それは共同生活をする上で自然に決められた約束事ではある。
しかし・・その約束事をうっとうしく感じる利用者が数多い。
知的障害者というだけに仕事はしたくても社会がそうさてくれない・・。
家族は受け入れてくれない・・・。
自分の居場所がここしかない・・。
そういう不満や現状から逃れる為にわざと犯罪に走るケースもある。
「ここから出れるのであれば・・」
という思いが犯罪に走ってしまうケースでもある。
実際にわが施設でもそういうった予備軍の利用者を抱えてはいる。
犯罪に走る前に病院へ強制医療保護入院してもらっている現状なわけですが・・・。
自立支援法に伴い、障害者と社会を共有していこうとする反面・・・。
まだまだ現状は厳しいし、こういう事件を起こされた後では自立支援法のあり方そのものを疑問視する動きも出てきそうだ・・。